鮮やかな珊瑚の質感

MARINE RESEARCH

珊瑚礁の謎を、科学で解き明かす

海洋生態系の研究と保護を通じて、次世代に豊かな海を届ける

イソギンチャクのマクロ写真 - 海洋生態系の多様性

RESEARCH PROGRAMS

サンゴ礁の生命を守る科学

コーラルリーフデッキは単なるリゾート施設にとどまらず、最前線の海洋研究拠点として機能しています。国内外の大学・研究機関と緊密な連携を築き、珊瑚礁の生態系解明から気候変動への適応戦略まで、多角的な研究プログラムを推進しています。私たちのフィールドに広がる珊瑚礁は、世界でも有数の多様な生態系を誇り、貴重なデータを毎年提供し続けています。

2020年の設立以来、東京大学・琉球大学をはじめとする国内5機関、WWFジャパン・国際珊瑚礁学会などの国際組織との共同研究を実施してきました。これまでに20を超える学術論文を発表し、珊瑚の白化現象の回復メカニズム解明や海洋生物多様性の定量評価など、世界的に注目される研究成果を上げています。研究で得た知見は、私たちの環境保護活動と観光設計にも直接反映されています。

環境保護活動を見る

RESEARCH AREAS

主要な研究領域

私たちの研究チームは、4つの専門分野にわたって海洋生態系の謎に挑んでいます。

珊瑚の白化研究

珊瑚の白化研究

海水温の上昇に伴う珊瑚の白化現象を継続的に観測・分析しています。白化のメカニズム解明と、熱ストレスへの耐性を持つ珊瑚品種の特定・育成に取り組み、将来の気候変動にも適応できる珊瑚礁の復元を目指しています。長期にわたる観測データをもとに、予防的な環境管理手法を開発しています。

珊瑚の白化研究

海洋温度モニタリング

施設周辺の海域に設置した高精度センサーネットワークにより、水温・塩分・pH・溶存酸素量をリアルタイムで監視しています。収集されたビッグデータは気候変動研究の基礎資料として活用され、異常気象の早期検知や珊瑚礁保護区の適切な管理に貢献しています。データは研究機関と共有されます。

海洋温度モニタリング

魚類多様性調査

珊瑚礁に生息する魚類の種類・個体数・分布を定期的に調査し、生態系の健全性を評価しています。映像解析技術とAIを活用した非侵襲的な個体識別システムにより、従来の手法では困難だった長期個体追跡を実現。特定種の増減が示す環境変化のシグナルを早期に捉え、保護活動に役立てています。

魚類多様性調査

海藻床保護

珊瑚礁の周辺に広がる海藻床は、魚類の産卵場・稚魚の隠れ家として生態系を支える重要な環境です。人為的ストレスや水質汚染による海藻床の衰退を防ぐため、定期的な植生調査と水質改善活動を実施。珊瑚礁・海藻床・砂地の複合生態系を一体的に保護する総合管理手法を研究しています。

RESEARCH PARTNERS

研究パートナー機関

世界水準の研究機関と連携することで、科学的な信頼性の高い研究活動を推進しています。

🏛️

日本海洋研究センター

深海から沿岸域まで幅広い海洋研究を行う国内最大の研究機関。珊瑚礁生態系の長期モニタリングで連携しています。

🎓

東京大学海洋研究所

海洋科学の最前線を担う国内トップ機関。気候変動と珊瑚白化の関係性に関する共同研究を進めています。

🌐

国際珊瑚礁学会

世界80カ国以上の研究者が参加する国際学術団体。グローバルな珊瑚礁保護ネットワークの一員として、研究成果を発信しています。

🌍

WWFジャパン

世界最大の自然保護団体の日本支部。海洋保護区の設定支援と絶滅危惧種の保護活動で協力しています。

LATEST PUBLICATIONS

最新の研究報告

コーラルリーフデッキの研究チームが発表した最新の成果をご紹介します。

2026年 3月発行

2026年 珊瑚礁生態系マッピング調査報告

最新の水中ドローン技術と機械学習を活用した珊瑚礁の3Dマッピングを実施。過去5年間の地形変化と生物被度の推移を詳細に分析し、再生プログラムの有効性を定量的に評価した報告書。珊瑚礁面積が2021年比で15%拡大していることを確認しました。

レポートを請求する →
2025年 11月発行

2025年 白化現象の回復観測データ

2023年に発生した大規模な白化現象からの珊瑚礁回復プロセスを2年にわたり追跡した観測報告。新規定着した珊瑚の種組成と成長速度を記録し、再生を促進する環境条件を明らかにしました。人工育苗珊瑚の移植が自然回復を3倍加速することを実証しています。

レポートを請求する →
2025年 7月発行

2025年 沖縄南部海域 生物多様性指標

施設周辺の沖縄南部海域で実施した生物多様性の包括的評価報告。魚類178種、軟体動物96種、甲殻類54種を記録し、2020年の調査開始以来最多の記録となりました。保護区設置後の回復傾向と、観光活動が生態系に与える影響についても詳述しています。

レポートを請求する →

GET INVOLVED

研究活動に参加しませんか

研究者・学生・環境に関心のある一般の方も、コーラルリーフデッキの研究活動に参加いただけます。フィールドワーク、データ収集、珊瑚移植など、様々な形での参加をお待ちしています。